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    人材育成の効果を可視化! 実感!

  • マナビノシクミとは?

    教育効果を可視化し、実感できるようにする

     多くの経験学習では、課題の解決に必要な最小限のスキルを身に付けさせたら、あとは学習者にすべてを任せて、成長するのを待つだけというスタイルになっています。
    しかし、このようなスタイルでは、

    • 目的・目標が指導者と学習者で共有されない
    • 課題解決にばかり焦点が当てられ、目標の教育効果が得られない
    • 学習者が得ている学びを客観的に確認できない

    という問題があります。

     

     このような問題を解決するのが「マナビノシクミ」です。

    「学び」を定義し、研修成果を見えるようにするために

    • 研修の最初に「研修の目的/目標」を明文化します
      →自分たちが何のために何を目指すのかを、言葉にします
      →活動が終わったときにどうなっていれば、教育研修から「学んだ」と言えるかを定義します

    「学び」を実感し、活動を停滞させないために

    • 「ふりかえり」を導入して活動のサイクルを作ります
    • 前のサイクルで実施したことから得た知識/経験を整理し、次のサイクルで改善することをタスクとして挙げます
      →次にやることをいつ/いつまで/誰が/何をするか明確にするので、活動が止まりません

    「学び」を昇華し、目標達成の実績を自信とするために

    • 全ての活動が終わった段階で「成果発表会」を先輩、上司に向けて実施します
      →教育研修の「学び」を昇華し、目標達成の実績を職場に認知させることで、受講者の自信をうながします
  • マナビノシクミの仕組み

    経験学習や、プロジェクト、OJTなどの学習の場から、より多くのマナビを得る仕組みです

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  • 活用事例

    ロボコン参加チームの育成に活用

    ETロボコン(http://www.etrobo.jp/)への参加を新人向け体験学習として取り入れている、メーカー系ソフトウェア企業S社様にて、「ふりかえり研修」を3年間導入いただいています。

    ETロボコンは、製品開発の全工程を体験し基本を学習できるのが特徴です。

     

    研修の目的は以下と設定しました

    ・配属後の現場でも活かせる「ふりかえり」のスキルを身につける

    ・継続的改善の必要性を、体験を通して学ぶ

     

    研修カリキュラムは、以下のように設定しました。

    ・新入社員により参加チームを編成

    ・ロボコンに参加する「目的/目標」を自分たちで明確にするワークショップを実施

    ・プロジェクト運営/開発プロセスに関する座学研修を実施

    ・2週に1回のペースで「ふりかえり」を実施

     →最初は講師がファシリテーターを担当し、途中からチームの中でファシリテーターを設定

    ・大会終了後に活動全体の「ふりかえり」を実施

    ・社内の上司/先輩向けに成果発表を実施

     

    大会終了時には、以下のようなことが成果として見られました。

    ・新人研修期間が終了して現場配属されても、ロボコン参加に対する活動は滞ることなく進行できた。

    ・「ふりかえり」のスキルが身についている実感を、成果発表で提示できた。

    ・3年目のチームではチャンピオンシップ進出を果たした

     

    半年という長期間にわたり学習に取り組むことで、ふりかえりの目的である「学んだことの可視化」がより明確にできました。

    プロジェクトマネージャの育成に活用

    情報システムインテグレータのC社様で、プロジェクトマネジメント(PM)ができる人材の育成プログラムの一環で導入していただいています。

    このプログラムでは、PM研修の受講後、半年間のOJTでプロジェクトマネジメントのスキルを磨いていきます。

    15~20名の方を1名の講師が担当します。

     

    ◆目的・目標設定

    ・PM研修を受講した後に、自分に不足しているPMスキルを洗い出します。

    ・自身のPMスキル不足がプロジェクトにどのような悪影響を与えるかを考えます。

    ・プロジェクトマネージャとして、何ができるようになりたいかを具体化し目標とします。

     例)リスクを踏まえたWBSとスケジューリングを行なえるようになる。

     例)サブチームからの進捗報告を優位なものとし、早期に問題を発見し、対策を打てるようになる。

     例)顧客との交渉を有利に進められるようになる。

     例)期中に発生する、顧客からの要求変更にかかるコストを素早く見積り、作業スケジュールを適切に組み替えられるようになる。

     

    ◆計画づくり

    ・目標の達成に必要な行動をToDoとして洗い出します。

    ・講師とのフリカエリは、3週間に1回のペース、1回あたり1時間行ないます。

    ・講師と調整してフリカエリの日程を決めます。

     

    ◆フリカエリ

    ・3週間毎に講師と対面で、KPTAフレームワークを用いてフリカエリをし、「マナビ」を可視化していきます。

    ・1回あたりのフリカエリの時間は1時間です。

    ・業務に追われて時間が取れず、計画通りに進まない場合は、どのように時間を作るかを一緒に考えます。

    ・計画通りに進められているものの、スキルが向上しない場合は、学習行動を見直すなどの対策を検討します。

     

    ◆最終フリカエリ

    ・半年間のOJTを経て、どの程度の目標が達成できているのかを棚卸し、整理します。

    ・リスク管理に取り組んだ方であれば、以下のような「マナビ」が得られます。

     例)リスク管理は計画時にだけ行なうのではなく、定期的に見直す

     例)回避、低減、受容、転嫁を使い分ける

     

    ◆成果発表会

    ・5~6人ずつのグループに分かれて、各自が自身の成果を発表します。

    ・発表会には、それぞれの上司も参加し、上司の視点から評価した受講者の成長を発表します。

    ・受講者としては成果が挙がっていないと感じていても、上司からは別の観点で評価されて、自信が持つこともあります。

     例)受講者「進捗管理で失敗してしまい、リスクを顕在化させてしまった」、上司「リスク対策がしてあったため、影響を最小限に抑えられた」

  • FAQ

    よくある質問

    Q. フリカエリとは何ですか?

    マナビ計画と現状の比較を行い、どのようなマナビが得られているのか、もっと効果的にマナビを得るにはどうするのかを考え、言語化していく活動です。

    マナビノシクミでは、KPTAという思考フレームワークを用いることで、この学びの言語化を促進します。

    Q. KPTAとは何ですか?

    KPTAとは、Keep、Problem、Try、Actionの観点でマナビを整理する思考フレームワークです。

    • Keep:「続けること」です。
      目標の達成に向けて続けて行動することです。
    • Problem:「問題点」です。
      目標と現状の差を生み出している事象です。
    • Try:「試したいこと」です。
      現状から、目標を達成するために実施すると効果のありそうな施策です。
    • Action:「行動すること」です。
      目標を達成するために新たに行うことです。

    Q. コーチングと何が違うのですか?

    対話を通して、人の成長を促すという点では同じです。

    マナビノシクミは、経験学習や、プロジェクト、OJTといった人材育成に長く関わってきたコーチの経験から、エッセンスを抜き出し体系化したものです。

    この体系をもとに、様々人材育成のニーズや現場の状況に応じてカスタマイズしたサービスを提供いたします。

    この体系の中核となるのがフリカエリであり、マナビノシクミではKPTAを用いて効果的にマナビを促進します。

  • 支援サービス例

    フルセット支援:

    計画から報告会まで、マナビノシクミで経験学習を支援します。

    • 教育計画づくり
    • 「KPTAふりかえりの進め方」研修
    • 目的・目標づくりワークショップ
    • 計画づくりワークショップ
    • フリカエリワークショップ(12回)
    • 最終フリカエリワークショップ
    • 報告会

    フリカエリ支援:

    PDSAサイクルの中心となるフリカエリを支援します。

    教育計画を立てたがその実践に困っている、などの課題をお持ちの方に適しています。

    • 「KPTAふりかえりの進め方」研修
    • フリカエリワークショップ(12回)
  • お問合せ

    初回は無料相談いたしますので、お気軽にお問い合わせください。